未経験からクラウドエンジニアを目指しているあなたにとって、どんなスキルが必要なのか。またどんな性格の方が向いているのか。を事前に知ることは勉強の方向性を知るだけでなく、そもそもクラウドエンジニアが向いているのかどうかの判断基準になります。
本記事では、クラウドエンジニに必要なスキルや能力、性格について紹介します。
必要なスキルという目標が分かれば、目標に向かって能力を高めればよいので、目標を知ることはクラウドエンジニアになる最短ルートとなります。
・クラウドエンジニアにはどんなスキルや能力が必要?
・クラウドエンジニアはどんな性格の人が向いているの?
クラウドエンジニアの立ち位置
クラウドエンジニアはインフラエンジニアの一部で、業務上はサーバエンジニア、ネットワークエンジニアと共通部分が多くあります。
未経験者がクラウドエンジニアに必要なスキル・能力6選
クラウドエンジニアはインフラエンジニアの中でも特化型の業務ではなく、様々な業務を複合的に行うため、クラウドエンジニアは多くのスキルや能力が求められます。
特に未経験者にとって必要となるスキルや能力を6つ紹介します。
サーバーの知識
クラウドサービスを利用する上で必要となるインフラストラクチャの設計、構築、運用管理を担当することが多いため、第一にサーバーの知識を身につけましょう。
サーバーの知識が必要な理由
- クラウドサービスの基盤はサーバーで構成:サーバーの仕組みや性能についての理解。
- クラウドサービスの性能や安定性に影響を与える:サーバーの設計や運用方法についての知識。
- サーバーには脆弱性が存在:サーバーのファイアウォール設定やパッチ適用のセキュリティについての知識。
サーバエンジニアからスキルアップでクラウドエンジニアになる方が多くいらっしゃいます。
クラウドエンジニアがサーバーに詳しいことで、クラウドサービスをより適切に設計・構築するために必要不可欠なスキルとなります。
ネットワークの知識
ネットワーク構築はクラウドエンジニアの業務領域となり、クラウドサービスのインフラストラクチャを構築する上ではネットワークに関する知識やスキルが必要となります。サーバーの知識とともに重要となるので、必ず知識を身につけましょう。
クラウドプラットフォーム上でのアプリケーションやシステムの構築、セキュリティ設定、監視などに関わります。
ネットワークの知識が必要な理由
- サーバー間やサーバーとユーザー間の通信:ネットワークの基礎知識やネットワークのトポロジーの理解。
- 通信時の暗号化や安全確保のネットワーク構成:ネットワークの技術やネットワークのセキュリティについての知識。
- ユーザー数増加によるネットワークの負荷増大:ネットワークのパフォーマンスについての知識。
- ネットワークトラブルの発生や障害の解決:ネットワークトラブルシューティングやネットワークの監視・分析技術の知識。
ネットワークエンジニアからスキルアップでクラウドエンジニアになる方が多くいらっしゃいます。
クラウドエンジニアがネットワークに詳しいことで、ネットワークエンジニアと協力してシステム全体の設計・構築を行うことができます。これにより、より高度な設計や可用性の高いシステムを構築することができるメリットがあります。
ミドルウェアの知識
クラウドサービスを構築する際には、ミドルウェアやツールを利用することが一般的です。
ミドルウェアとは、アプリケーションソフトウェアとOSの間に位置するソフトウェアのことを指します。
例えば、Webサーバーやアプリケーションサーバー、データベース管理システム、メッセージングシステムなどがあります。これらのミドルウェアは、アプリケーションソフトウェアが必要とする機能を提供し、OSとアプリケーションソフトウェアの間で通信やデータの受け渡しを行います。
ミドルウェアの設定方法や、運用におけるポイント知っているのと知らないのとでは、運用面の工数や進め方に大きな差が生まれるので、必ず押さえておきましょう。
ミドルウェアの知識が必要な理由
- クラウドサービスをより効率的に構築:アプリケーションのデプロイやスケーリングを自動化が可能。
- クラウドサービスの品質やパフォーマンスへの影響:ミドルウェアやツールの特徴や設定についての理解。
- 時代やテクノロジーの進化に伴い情報の更新が必要:最新のミドルウェアやツールのトレンドや特徴の理解。
クラウドエンジニアがミドルウェアに詳しいことで、アプリケーションやサービスをクラウド上でスムーズに動作させるための最良の方法やトラブルシューティングの方法を理解し、問題が発生した場合に素早く解決することができます。また、ミドルウェアを正しく選択し、効率的に利用することで、クラウドサービスをより高速かつ拡張性高く構築することができます。
クラウドプラットフォームの知識
クラウドエンジニアは、AWS、Azure、GCPなどのクラウドプラットフォームの知識を身につけておくようにしましょう。
クラウドプラットフォーム上でアプリケーションやサービスを構築・運用することが主な業務です。
クラウドプラットフォームのスキルが必要な理由
- 最適なプラットフォームを選定する知見:クラウドプラットフォームの種類や特徴の理解。AWS、Azure、GCPのクラウドプラットフォームは、それぞれ独自のサービスや機能を提供している。
- サービスを適切に活用:サービスや機能の理解。AWSでは、EC2、S3、Lambda、RDSなどのサービスが提供されている。
- クラウドプラットフォームをより効率的に管理、制御:管理ツールやAPIの理解。AWSでは、AWS CLIやAWS SDKなどのツールが提供されている。
クラウドエンジニアになるためには必須。これを知らないとクラウドエンジニアにはなれないので、どれか一つのプラットフォームでも良いので、必ず身につけましょう。
どのクラウドプラットフォームを学ぶか迷ったら「AWS」がおすすめ。世界シェア1位で、必要なスキルを身に付けることができるトレーニングや認定資格が豊富に用意されており、スキルアップに最適な環境が整っているから。勉強しやすいよ。
プログラミングのスキル
クラウドエンジニアでは、Python、Java、Ruby、Go、C#などのプログラミング言語の利用がされています。
スクリプトの自動化、アプリケーションの開発、インフラストラクチャの管理などに利用されます。
プログラミングのスキルが必要な理由
- インフラストラクチャやアプリケーションのコードを記述:プログラミング言語の理解
- プログラムの自動化による作業効率上昇:プログラミング言語を利用した自動化スクリプトの作成が必要
- クラウドプロバイダーの提供するAPIを利用:例えば、AWSでは、EC2やS3などのサービスにアクセスするためのAPIが提供されている。APIを利用するための、プログラミング言語の理解
プログラムの知識・スキルがあると開発の幅が広がるメリットがあります。クラウドサービスを構築するためには、プログラミング言語を理解し、自動化スクリプトを作成し、APIを利用することが必要となります。
コミュニケーション能力
クライアントがいて、初めて仕事が成り立つので、コミュニケーション能力は身につけておきたいものです。対社外が苦手な人の場合は、社内の人だけでもコミュニケーションが取れるようにしたいところです。コミュニケーション能力は、問題解決やプロジェクトの成功に不可欠です。
コミュニケーション能力が必要な理由
- チームでプロジェクトを行う:問題を解決するためのアイデアや意見を共有し、進捗状況を報告し、必要に応じてアップデートを提供するため、関係各所との調整が必要。
- クライアントとの打ち合わせ:クライアントへ現在のオンプレミス環境のヒアリング、要望に応えるために的確かつスピーディーなコミュニケーションを行う。クライアントとの蜜な打ち合わせは必須条件。
コミュニケーション能力の第一歩は「傾聴力」にあり。相手のやりたいこと・したいことは聴かないと分からない。
相手のやりたいことを叶える+α提案ができるようになりたい。
向いている性格5選
好奇心旺盛で学習意欲が高い
クラウドエンジニアは、新しいテクノロジーやサービス、ツールなどについて常に学び、最新の情報を把握する必要があるため、好奇心旺盛で、学習意欲が高い人が向いています。
例えば、自己啓発本や旅行が好きな人は向いています。
本ブログを読んでいるあなたは非常に好奇心旺盛で学習意欲が高いです!
問題解決能力が高い
クラウドエンジニアは、システムやアプリケーションの障害やエラーに対応する必要があるため、問題解決能力が高く、論理的思考力に優れた人が向いています。
例えば、パズルやゲーム、インターネットの情報収集や読書を行い新しい知識を取得することが好きな人は向いています。
時代の最先端技術を使う仕事のため、常に新しい知識の取得は欠かせない
チームプレイヤーでコミュニケーション能力がある
クラウドエンジニアは、チームでの開発や運用に携わることが多いため、チームプレイヤーでコミュニケーション能力が高い人が向いています。
例えば、団体スポーツやボランティア活動に参加したり、異なる文化や国の方と一緒に言語学習したりすることが好きな人は向いています。
コミュニケーション能力はどの仕事でも必要性が高いよ。
若干苦手だ。同じ目標を持った人と話せばコミュニケーション能力鍛えられるかも。
細かい作業が好き
クラウドエンジニアは、設定ファイルの編集やコードのデバッグ、リソースの監視などを行うため、細かい作業が好きな人が向いています。
例えば、模型製作や何かをコレクターしてる人は向いています。
長期的な目線で取り組むことができる人が向いています。
投資も長期目線が大切なので、私向いてるかも!
試行錯誤しながら前に進む力がある人
クラウドエンジニアは、システムのエラーや障害に対処することが多いため、試行錯誤しながら前に進む力がある人が向いています。
例えば、パズルや、クロスワード。手芸やガーデニングが好きな人は向いています。
まとめ
未経験者がクラウドエンジニアになるための必要なスキル・能力6選と向いている性格5選をご紹介しました。
クラウドエンジニアはインフラエンジニアの中でも、様々な業務を複合的に行うため、多岐にわたる知識が必要となります。
また、チームでプロジェクトを遂行させるためコミュニケーション能力も必要となります。
是非、クラウドエンジニアに興味があるという方は私と一緒に勉強していきましょう。
本記事のまとめ。
- クラウドエンジニアには、サーバーの知識、ネットワークの知識、ミドルウェアの知識、クラウドプラットフォームの知識、プログラミングのスキル、コミュニケーション能力が必要。
- 向いている性格は、特に好奇心旺盛で学習意欲が高い人。本ブログを読んでいるあなたは非常に好奇心旺盛で学習意欲が高いです
以上です。
今日も一歩前進。明日も進み続けよう!
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